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第48回よさこい祭り

 

第48回よさこい祭り日程

8月 9日 (木)18:30~22:00前夜祭/中央公園
8月10日(金)12:30~21:30本 番/市内各競演場
8月11日(土)12:30~21:30本 番/市内各競演場
8月12日(日)16:30~22:00後夜祭/中央公園
全国大会/中央公園、追手筋、帯屋町

競演場・演舞場

追手筋
(おうてすじ)
中央公園
(ちゅうおうこうえん)
愛宕
(あたご)
知寄町
(ちよりちょう)
菜園場
(さえんば)
梅ノ辻
(うめのつじ)
升形
(ますがた)
上町
(かみまち)
万々
(まま)
旭町
(あさひまち)
帯屋町筋
(おびやまちすじ)
はりまや橋 京町
(きょうまち)
柳町


 

第48回よさこい祭り・第1日/前夜祭

8月9日(木)午後、高知の暑い太陽が・・・と思ったら雷雨になってしまいました。花火大会の開催が危ぶまれるような降り方でしたが、幸い15:00頃にはあがって程よいお湿りとなりました。気温が下がって観客の方々にとっても良い観覧条件になったようです。
さて、17:30の神事から始まり予定通り前夜祭がスタートしました。パフォーマンスは21世紀最初のよさこい祭りを飾るに相応しい見ごたえのあるものでした。
なお、最後に全出場チームで総踊りになったのですが、“正調”での踊りでした。グランプリになったセントラルグループよさこい踊り子隊の皆さんも正調でのパフォーマンスとなりましたが、さすがにうまいですね。バリエーションを魅せるチームの人たちは基本もしっかりしてるんだ、と感心してしまいました。

前夜祭受賞チーム
グランプリセントラルグループよさこい踊り子隊
準グランプリ四国開発グループ
ファッション賞アートウェイブ
サウンド賞高知大丸よさこい隊
ダンス賞十人十彩
米子市長賞京町・新京橋“ゑびすしばてん連”
審査員特別賞安芸本町商店街 東陣

 

第48回よさこい祭り・第2日/本番初日

8月10日(金)、いよいよ、よさこい祭り本番です。12:30から各競演場でパフォーマンスが始まりました。私は例年通り追手筋本部競演場で取材しました。こちらはRKC高知放送のテレビ中継およびよさこいプロジェクトのインターネット中継の開始時刻でもある14:00からの開演です。天気の方ですが、ちょっと不安定で、16:00頃少し雨が降りました。踊ってらっしゃる方々は大変そうでした。
夜の部は18:30から始まったのですが昼の部の終了が17:40頃でしたので、食事を取る時間の関係で間に合いませんでした。しかし、大事な「帯屋町筋」を見ないわけにはいきません。何故ってあの広末涼子が出場するんですから。と言うわけで、慌てて競演場に駆け付けましたが、広末さん、なかなかのパフォーマンスです。みっちり練習したに違いありません。
その他にも見どころのあるチームは多いのですが、個人的に注目していた「FACE」(昨年はスパニッシュに決めていた)は今年はアフリカンなスタイルです。また、降雨のため写真が撮れませんでしたが、「ハワイとフラを愛する会」(初出場)はアロハダンススタイルで手の動きの関係上鳴子を持てず首からぶら下げていました。アリなんですね。面白いと思いました(踊りの流れの中で鳴子を手に持つこともあるので、首からぶら下げたままという訳ではありません)。松尾市長は相変わらず元気です。「高知シニア」に出場後「高知市役所踊り子隊」にも出場しました。
飛び入り参加OKな「市民憲章よさこい踊り子隊」と「あったか高知踊り子隊」ですが、市民憲章チームはクラブ風にアレンジされた楽曲でノリノリな感じ、あったか高知の方はいわゆる正調で落ち着いた感じとなっています。参加される方は好みのスタイルを選ばれると良いでしょう。(ただし、あったか高知には県外の方しか参加できません)


 

第48回よさこい祭り・第3日/本番二日目

8月11日(土)、よさこい祭り本番二日目です。今日は最悪の天候条件になりました。16:00頃から降り始めた雨が17:00頃に土砂降りに変わり、撮影どころではなくなってしまいました。でも、Show must go on...鳴子踊りの方は続きます。踊られている方も本当に大変そうです。私はしばらく様子を見ましたが、止む気配が無いので昼の部の取材を諦めいったん引き上げました。
続きは夜の部からです。二日目というのは踊る方としてはどうなんでしょうか、最終日だという気持ちなのか、慣れてくるのか、より自由に見えます。「遊SUN」は前夜祭にも出場しましたが、始めての参加とは思えないまとまったチームで、振り付けも音楽も良かったです。
「日韓学生合同よさこいチームJaparean」は最近の政府間のぎくしゃくした感じとは全く逆に、参加者が一丸となってよさこい祭りに取り組んでいる様子が見受けられました。それよりも、日本の人も韓国の人も皆楽しんで参加しているのが良かった。
「ネットでよさこい」はインターネット博覧会(インパク)高知県パビリオンの募集で、インターネットで応募した踊り子達がビデオで練習し、9に始めて合同練習したという、ネットワークな時代のチームです。しかし、踊りはしっかり揃っていて、とても9日に始めて集まったチームとは思えないパフォーマンスでした。私達もよさこいプロジェクトでこのアイディアをあたためていましたが、うまくいくことが実証されたと思います。今年だけで無く(インパクは今年で終わりますが)来年以降も何らかの形で存続できればいいと思います。
「よさこいにっぽん須賀よさこい連」はこの日とりを飾りましたが、観客もどんどん踊りの流れに合流して皆で自由に楽しむコンセプトがすばらしいと思います。多分、これは高知にしか無いでしょう。
途中で取材を断念した関係で撮影本数が減ってしまいましたが、鋭意このページで公開できる様準備を進める予定です。

受賞チーム

 

第48回よさこい祭り・第4日/全国大会・後夜祭

8月12日(日)、よさこい祭り全国大会・後夜祭が開催されました。今日は天気も良くて大丈夫か、と思ってましたらやはり降ってしまいました。でも、ほんの短い時間でしたので(お互いに)助かりました。ちょうど雨の時のパフォーマンスとなった「安来・どじょうすくいよさこい隊」(初参加)の踊り子さん達は大変でしたが。
さて、全国大会・後夜祭は追手筋、帯屋町、中央公園で開催されます。私はいつもの通り中央公園で取材しました。全国大会では各地のユニークな踊りが披露されるので非常に面白いです。よさこい祭りへの良い刺激にもなっていると思います。上で書いた「安来・どじょうすくいよさこい隊」はその中でも特にユニークでした。あのどじょうすくいのイメージを打破した現代的な踊りで、しかも確かにどじょうすくいなのです。文章では表現しきれないのですが、一度実演を御覧いただくか、ビデオで御確認下さい(よさこい祭振興会から発売予定)。
また、「鳥取県よさこい踊り子隊」は本祭に出場し、審査員特別賞を受賞して“全国枠”ではない後夜祭への出場です。高知のよさこい祭りになくてはならないチームになりました。

後夜祭受賞チーム
優秀賞・粋させぼ飛躍年隊
優秀賞・艶さぬき踊らんな連
優秀賞・豪風神社中
優秀賞・睦KAKOGAWA踊っこまつり「加古乃花舞」
優秀賞・夢北見よさこいソーラン薄荷童子
審査員特別賞
武政英策賞
十人十彩

 

第48回よさこい祭り・総評

8月12日によさこい祭り振興会に11日に決まった各賞の結果を知らせてほしい旨電話で照会したところ「新聞に載ってますけど・・・」という素っ気無いお返事。お疲れ×多忙というのは分かりますが、もう少し情報提供について積極的であって良いような気がします。私に素っ気無いないのは全くかまいませんが、県外の一般の方への対応としては高知を(この時期)代表する組織として不味いでしょう。
今年映像取材で私の他に知り合いのスタッフが高知入りした関係で、私が普段気付かない点についていろいろ指摘されて、そういう見方をするんだ、と考えさせられました。例えば(多分高知では毎年指摘されていると思いますが)追手筋本部競演場の音場の悪さ。中央分離帯を挟んで両側からチームが入場してくるため、楽曲が混濁してわけが分からなくなり、さらに踊り子に聞かせるためにボリュームを最大にするのでさらにうるさくなるという悪循環に陥っています。
この辺りは専門家に言わせればPAをうまくやるとボリュームをいじらなくてもちゃんと列の後ろまで音が届くはずなのです。確かに私も現場でそういう地方車に出会いました。PAだけの問題では無いと思いますが、そろそろ改善策を考えないといけないかも知れません。
また、RKC高知放送の他にNHKハイビジョン、テレビ高知、高知さんさんテレビが中継し、私たちよさこいプロジェクトのインターネット中継の他にインターネット博覧会(インパク)高知県パビリオンによる中継もあり、映像提供は豊富になってきた感があります。ただ、そのせいかどうかは分かりませんが、取材に対する規制が従来より厳しくなっていました。具体的には撮影可能エリアがはるかに狭くなっているのです。この結果、映像のバリエーションが狭まってしまいました。いろいろ事情はあると思いますが、取材者に対する配慮もお願いしたいところです。
なお、「総評」と言ってもあくまでもこれは私の独断と偏見です。その点にまず御留意下さい。私の印象では、高知のよさこい祭りは2000年(昨年)で一つのピークを迎えたという気がします。昨年は踊り(振り付け)も、衣装も、楽曲も全て100点満点のチームがいくつもありました。そのため、今年は再度100点を取りにいかざるを得ず、かといって昨年から変えないわけにもいかない、というジレンマがあったような気がします。
一方で、初出場の「本丁筋」「遊SUN」「ネットでよさこい」などが出てきましたし、「本丁筋」は地区競演場連合会奨励賞を受賞しました。また、初受賞の「(社)高知県建設業協会」のように何度も出場してきたチームが実力を発揮しはじめています。このように、よさこい祭りには新しい風が次々と吹き込んできます。21世紀最初のよさこい祭りは誕生から50年の節目を目の前に迎えて、また新しい展開がありそうな、そんな期待を感じさせる祭りでした。


後記

今年始めて日記風に毎日更新してみましたが、寝不足になります。来年もやるかどうかは未定です。また、あえて今年はデジカメを持ち込みませんでした。これを持ち込むと撮影映像を使ってページを編集したくなりますので、ますます寝不足になりかねません。よさこい祭りは炎天下で4時間、その後も4時間の連続取材になりますから、体力勝負。とても寝不足では務まりません。(そう言う意味で、スタッフの方々には頭が下がります)
というわけで、第48回よさこい祭りはあっと言う間に終わってしまいました(いつものことですが、時間が経つのが早い)。また来年戻ってきます。あ、その前に「原宿表参道元気祭り/スーパーYOSAKOI」は取材予定です・・・。


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