よさこい祭りウラ日記2006







 

よさこい祭りウラ日記は、2006年の第53回よさこい祭りの取材を行った時の周辺の話題や、こぼれ話などを書いたものです。気を悪くしないで読んでいただければ幸いです。

8月8日(火)

この日は羽田空港から高知龍馬空港に移動し、そのまま実家へという予定。ところが、台風の影響で飛行機が遅れる見通しとの事。昨年は機材(MD-90)の不具合で高知到着が大幅に遅れたが、「今年もか」と苦々しく思います。しかし、空港のロビーで仕事を片付ける時間ができて、今回に限っては助かったのが本当の話・・・。 高知龍馬空港に着いたら、荷物を受け取ってそのまま空港連絡バスへ。私は朝倉方面。しかし、このバスで熱心に(ポータブル)ビデオを見て、振り付けを確認する某チームの踊り子2人を発見。そこまでやるか・・・とは私の率直な感想。「よさこい」ってもうちょっと肩の力を抜いて参加するものだと思うのだけど(個人の意見です)。 バスが中央公園の前を通りかかったら、前夜祭のリハーサルをやっていました。前夜祭の取材ができないので、リハを見るのも悪くなかったと思いつつ、時刻も遅いし、くたびれたし、そのまま通過。高知サティで買い物をして、その日は実家へ。

8月9日(水)

今日は前夜祭が開催されるのだけど、事前申請していた取材申し込みは却下されて撮影不可。まぁそれもやむを得ないと思いつつ、散歩がてらに中央公園に赴きます。いや、午前中からめちゃめちゃ暑い。太陽が肌にじりじりと照りつけます。やっぱり東京とは違うわ。そのまま、帯屋町のCDショップの挨拶回り。今回は、サウンドトラックをLLP(有限責任事業組合)としてリリースする最初の年。新しい名刺をお渡しして、今後とも宜しく。ポスターを作ったのだけれど、なかなか良い感じでした。 はりまや橋商店街の小松レコード店にご挨拶に伺うと、CDが届いていないとの苦言をいただく。こちらの手配ミスでした。お店の方にお詫びして、高知事務所の在庫を取りに帰り、その足でタクシーを捉まえて配達。よさこい祭り開始までには間に合いました。 ちなみに、この小松レコード店のご主人と奥様は、よさこい祭りについて何でもご存知ではないかと思えるほど。いつおじゃましても興味深いお話を伺えます。よさこい祭りの歴史本を書くとしたら、まず取材すべきですね。 さて時刻も夕刻になって、中央公園では前夜祭が始まります。私は中央公園の近くの某所でとある会合に出席。田原総一郎ではないですが、「どうする、どうなる高知県。徹底討論!」てな雰囲気で、高知県の農業や産業などについて熱く(?)語りました。やっぱり、よさこい祭り1本ではやっていけないですものね。しかし、そのお店に閉店までいたのが我々だけというのは・・・。ほかの皆さんは二次会でしょうか? 解散後、中央公園に取って返して各賞の発表を聞くことに。準グランプリが「ほにや」、グランプリが「十人十彩」という結果でした。この時、私は演舞を見ていなかった訳ですが、今年は「十人十彩」がすばらしい仕上がりになっていました。きっと観衆の方も見とれていたことでしょう。そのままタクシーを捉まえて実家に帰り、WWWページの更新。

8月10日(木)

今日から本番です。やっぱり朝から暑い。セミが激しく鳴いています。

よさこい祭りの取材をする立場というのは、お昼頃から夜まで(だいたい13:00〜22:00)休みがありません。周りの取材の皆さんも大変そうです。もし私が、よさこい祭りの取材を仕事で依頼されたら、間違いなく断ります。それくらいハードです。さいわい、私はボランティアの広報ですから、写真を撮らなくても誰にも怒られません(をぃをぃ)。せっかく高知に帰って来たのだから、美味しいものも食べたいしっと。という訳で、ただの観光客となって市内のレストランで食べ歩く訳ですが、私は他の人と少々違って、洋食関係をターゲットにしています。実は、高知の洋食のレベルは高いんです。最近のお気に入りは、ちょっとわかりにくいところにあるノ○ナ。ここのイタリアンは行けます。むかし、マルコポーロというレストランも気にっていたのですが、残念ながら数年前に閉店してしまいました。新しいところを開拓しないと・・・。

今日の取材はずーっと追手筋です。ポカリスエットのペットボトル×4本を用意して、中央分離帯に陣取りました。そのとき、ちょっとしたトラブルが。警備の人に「ここは立ち入り禁止です」。私は県外から取材申請していますので、取材パスは現地で受け取ることになるんですが、この日はパスの到着が遅れていました。「いま市役所から届けてもらっているんですけど・・・」と説明しますが、信じてもらえません。しばらくして、やっとパスを受け取り、一安心。あとは、祭りが始まるのを待つばかり。遠くの出発地点には、幼稚園の子供たちがスタンバッています。でも、座らしたらかわいそう。アスファルトがやけどするくらい熱い・・・。

長い長い取材を終えて、ホテルに引き上げると、まずシャワーを浴びて、今日の撮影データをPCにコピーします。しかし、持って行ったiBookはEOS 20Dを認識しません。悪戦苦闘するも、結局ダメで、通信用に持っていったLet's Noteにコピーしました。
後で分かったことですが、iBookのOSであるMacOS X 10.4.7はUSB通信の仕様が変更されたため、EOS 20Dを認識できないとのこと(10.4.6までは大丈夫だったらしい)。勘弁してほしい・・・。
早速気に入ったカットを編集して、WWWページのトップに配置。デジカメだと、夜も休めないんです。

8月11日(金)

私はここ数年、市内の渋滞を避けて本番の2日間はホテルに宿泊しているのですが、今年はいつもの新○急ホテルが満室で取れませんでした。ワシ○トンホテルや国○ホテルの営業中止が響いたのでしょうか?幸い、別のホテルにキャンセルが出たので、そこに泊まりましたが、新○急ホテルに比べて、部屋でインターネットが使えるし、朝食もついている、しかも新○急ホテルに比べて安い・・・。これだったら、来年以降もここにしようと思った次第です。 朝食は洋食と和食が選べたのですが、この日は洋食を選択。悪くなかったです。
食事を終えて、帯屋町方面に散歩に出かけて、暑くなったのでドトールに立ち寄ります。しかし、このドトールだけでなく、高知の喫茶店はめちゃめちゃ寒いです。私は何度かドトールに行きましたが、いつも注文はカフェラテ。「Mラテください」と言うと、店の人に「アイスですか?」と聞き返されるのですが、「ホットで」とお願いします。確かに暑い屋外から店内に入ると気持ちがいいのですが、それは最初の30秒だけ。高知の人って、これが普通なんでしょうか。ちなみに、別の喫茶店に入って、出てきた時、私のPCの画面がさーっと曇ったのには驚きました。

※高知にはタリーズもスターバックスもありません。非喫煙者の私としては残念。ちなみに、東京で愛媛県出身者と話をしたとき、「松山にはスターバックスがある」と言われて“お街(まち)度”を競ったのは田舎者の会話です。(ちなみに、高松(香川県)にはタリーズがある)

8月12日(土)

今日の朝は、和食を選択(前日にフロントで申請しておく)。悪くはなかったけど、洋食の方が良かったかな。食事を終えると、この日はチェックアウトしなければいけないので、荷物をまとめて、フロントに預けます。後夜祭と全国大会のプログラムを入手するために中央公園方面に。ただ、時間が早くてまだ配っていません。
今日は後夜祭と全国大会です。中央公園での後夜祭は前夜祭と同じく取材拒否になっているので、全国大会を中心に取材することにしました。それにしても、前日までの取材で疲れたのか、あまり食欲がわきません。昼食をとりに入った某喫茶店で、女の子仕様のセットを見て、「これ食べれるかな・・・」という感じでした。でもさいわい、食べているうちに元気が出てきて、今日も出動です。まずは、祭り本番と同じく追手筋に陣取ります。全国大会では、追手筋に同じチームが2回出場するので、写真を撮る立場では安心です。その後、夕食を取るために市内をうろうろしましたが、どこも満席。こういう時、県外人は辛いです。幸い某所に良いところを見つけたので腹ごしらえ。そして、今年初めて行く高知城会場に向かいます。ここは何となくアットホームな感じで、照明も柔からで良かったです。その後、何となく気になったので中央公園に向かいました。中央公園では写真の撮影はできなかったわけですが、普通の観客と同じく、適当なところに腰掛けて音を聞いておりました。たぶん「普通の市民にとってのよさこい祭りってこんな感じ」という雰囲気です。

さて、後夜祭も終了し、タクシーに乗り込みます。取材でくたびれたので、タクシーからJALに電話。翌日の遅い便に予約変更しました。

8月13日(日)

飛行機を遅い便に変更したので、今日は寝坊。実家の家族と外食して、午後はのんびりカフェで読書・・・と思っていたのですが、残念、仕事をするはめに。2件の書類を作ります。そうこうするうちに空港連絡バスに乗る時間。バスがやって来たので、機材をトランクに積み込ませてもらうよう頼んだのですが、運転手に思いっきり嫌な顔をされました。何故かな・・・。空港に着いて、荷物を預けて、お土産を買って、メールをチェックして、などとやっているうちに、時間が来たので飛行機に乗り込み高知を後にしました。また、来年。



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